こんなクルマだと、正直、普通は値は付かないでしょう。
まず中古車屋でもディーラーでも、10万キロオーバー走行車はほとんど値段が付かないですし、そもそも上の条件のクルマの場合、決定打は事故車であるという部分で、中古車屋はもとより、ディーラーでも下取りは期待できない。
なおかつ、ずっと純正で乗られてきたクルマなら幾らかの金額が付くかもしれないが、社外品では・・・。
実際にネット上の口コミを見ても、事故歴なしでも厳しいことが判りますね。
平成5年式、事故歴なし、走行距離:約107000km
のクルマを、大手5社の愛車無料査定に持ち込んだところ、全社査定0円であったそうです。
また家電品やなにかと同じで、いくら新しくて1年未満のものであっても、査定はバカ安みたいですよ。
いざクルマを手放すということになった時、
「ア~ア、廃車しかないか・・・!」
と普通は、こうなって来ますよね。
でも本当に廃車しか方法はないのでしょうか!?
最近カー雑誌を見ていて、
「事故車買い取ります」
みたいな広告を目にすることがあると思うんですけれども、色んなところで査定を受けて来た人にとっては、普通、信じられませんよね?
しかし実際に買取業者に半信半疑で交渉した人でも、結構な金額で買取に成功した人はけっこういるみたいですよ。
それも走行距離10万キロオーバー・事故車、といった普通では悪い条件下で・・・。
このような悪条件のクルマは、中古車屋や、ディーラーでは門前払いなんですけど、世の中にはこういう人もいるんです。
「新品では高いなぁ、だけど中古なら手が届く」
といった人、または、
「事故ってしまって修理をしたいんだけれども、新品では高いから、中古品で部品を探している」
というように、人の需要には様々なものがあるということなんですね。
走行距離10万キロオーバーってどうなんだろう。
たしかに、10万キロも走り続けると、至る所にガタが来はじめます。
しかし最近の車の保証期間にはこう書いてあるんですよ。
例えば、AT車をはじめ、ほとんどのエンジン機関のパーツには、10万キロ保証というのが付いてるんですね。
これはどういうことかというと、「普通に使っている限りメーカーとしては最低でもその部品は10万キロはもちますよ」ということです。
ということは、10万キロの保証があるのだから、10万キロ走ったくらいでは別になんてことはない、ということになりますね。
実際のはなし、エンジン本体に関して言うのであれば、今のクルマは、メンテナンス保守さえキチッとしてあれば、20万キロ、30万キロも走るようですよ。
それぐらい今のクルマは耐久性があがっている、と言うわけです。
なかには、廃車と買取を同時にやってくれる業者もいるみたいですから、チェックが必要ですね。