車検を通すか、廃車にするか?迷うところですね。
どのくらいの走行距離か、またメンテナンスの状態がどんなものか、にもよりますから何とも言えませんが、これは基本的には個人の意向の問題なので、もう少し乗りたいのなら、車検を通した方がいいでしょうね。ただクルマも古くなってくると乗りにくくなってくるので、そこまでこだわらなくてもなぁ、なんていう場合は、廃車にするのもひとつの方法ですが、廃車にすると、少なくとも数万円の費用がかかります。
あと、車検の有効期限内に廃車手続きを行うのと、そうでないのとでは、何がどう違ってくるのでしょう。
まず普通自動車と軽自動車とでは違います。普通車の場合を考えると、車検の有効期限内の廃車手続きは、それ以降の分の自動車税が還付されてくるんです。しかし軽自動車については、このような還付はありません。普通自動車が、車検有効期限内に廃車手続きを行った場合、なぜ廃車日以降の自動車税が還付されるのでしょう?それは、普通自動車税は「月賦制」になっているためです。
つまり、その年度の廃車手続きが完了したあとの日数の分も、既に納めていることになるからなので、その分が還付されるわけですね。しかし軽自動車の場合は月賦制ではないため、そもそも還付に値する分が最初から存在しないからです。
普通自動車の場合で、有効期限内に廃車手続きをするのであれば、自動車税の還付をしてもらったほうがいいですね。でも「もう乗らない」と決めた場合は、買取という選択も確かにあるのですよ。でも車検が切れそうなクルマや、ましてや車検切れちゃったクルマなんて引き取ってくれないんじゃ・・・。しかしクルマの状態や程度にもよりますけれども、車検が切れていようが、あるいは車検が切れそうであっても買取りは可能なんです。だからクルマ買取業者へ査定を申し込んだ方がいいでしょう。
たとえ車検を受けたとしても、その車検費用分の査定価格アップはありません。
車検が切れている場合といえども、車検直前でも、とにかく現状のままで査定してもらいましょう。
大切に乗っていた、ということをアピールするためにも、査定前には必ず洗車をします。
車内の掃除が行き届いていると、査定する側のイメージもアップします。
車内やトランク内の不要な物はしっかりと片付けておきます。
車検証、自賠責保険証、点検整備記録簿、取扱説明書なども事前に揃えておく。
廃車、車検、いずれもそこそこの費用がかかります。現在の景気後退下の日本で費用切り詰めと、快適なカーライフの双方が実現できる方法、という意味では買取はよい選択ですよね。
なにしろ出ていく金額よりも入ってくる金額の方が大きいため、クルマを処分するという時点でのマイナスにはならないわけですから。